冬の時期に外壁塗装は大丈夫?メリットとデメリットを徹底解説
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カテゴリー:コラム
もうすぐ冬になり、外壁塗装を検討中の方にとって、冬の塗装は不安も多いかもしれません。
気温や天候に左右される外壁塗装を、冬に行うのは本当に大丈夫なのでしょうか。
今回は、冬の外壁塗装のメリットとデメリットを解説します。
冬に外壁塗装を行う際の注意点や、スムーズな工事のためのポイントについても触れていきますので、ぜひ最後までお読みください。
外壁塗装を冬に行うメリットとは?
雨が少ないため工事スケジュールが立てやすい
冬は、他の季節と比べて雨の量が少なく、晴れの日が多い傾向にあります。
そのため、工事のスケジュールを立てやすく、雨天による工期延長のリスクを軽減できます。
特に、梅雨や台風シーズンと比べると、大幅なスケジュール変更の心配が少なく、計画的な工事実施が期待できます。
ただし、地域によって降雪の可能性がある場合は、その点も考慮する必要があります。
乾燥した空気は塗料の乾燥に適している
冬の空気は乾燥しているため、塗料の乾燥が比較的早く進みます。
ただし、気温が低いと乾燥速度は遅くなるため、塗料の種類や気温によっては、乾燥に時間がかかる場合もあります。
そのため、塗料の乾燥状況を常に確認し、適切な乾燥時間を確保することが重要です。
また、乾燥が不十分なまま次の工程に進めば、塗膜の品質に影響が出る可能性があるので注意が必要です。
需要が少ないため、予約が取りやすく費用を抑えられる可能性がある
秋や春に比べると、冬は外壁塗装の需要が少なくなる傾向があります。
そのため、塗装業者への予約が取りやすく、希望する日程で工事を依頼できる可能性が高まります。
さらに、業者によっては、閑散期である冬に工事を受注するために、価格競争が激化し、通常よりも費用を抑えられる可能性も期待できます。
業者選びも非常に重要です。
外壁塗装:冬のデメリットと注意点
気温が低いため作業効率が低下する可能性がある
気温が低いと、塗料の粘度が高くなり、作業効率が低下する可能性があります。
また、職人の作業効率も低下し、工期が延びる可能性も考慮しなければなりません。
特に、指先が冷えて作業がしにくくなったり、塗料の乾燥が遅れたりするといった影響が出やすいです。
そのため、工期には余裕を持たせることが重要です。
霜や雪による作業中断の可能性がある
冬は霜や雪が降る可能性があり、それによって作業が中断されるリスクがあります。
特に、雪が積もると足場設置や作業自体が危険になるため、作業を中断せざるを得ない場合があります。
また、霜が降りた状態では塗料がうまく乾燥しないため、作業が遅れる可能性があります。
地域特有の気候を把握し、適切な対策を講じる必要があります。
日照時間が短いため、作業時間が限られる
冬は日照時間が短いため、1日の作業時間が限られます。
そのため、工期が長くなる可能性があります。
また、日陰の部分は気温がさらに低くなるため、乾燥に時間がかかります。
作業計画を綿密に立て、日照時間を有効活用することが重要です。
暖房器具の使用に制限がかかる可能性がある
塗装工事中は、作業場所の暖房器具の使用に制限がかかる可能性があります。
特に、可燃性の塗料を使用する場合、火気厳禁となるため、暖房器具の使用は制限される可能性があります。
そのため、工事期間中は、室内を暖かく保つための対策が必要となる場合があります。
工事期間が長くなる可能性がある
上記のデメリットが重なると、工事期間が長くなる可能性があります。
そのため、余裕を持ったスケジュールを立て、業者と十分に相談することが大切です。
また、工期が延びた場合の対応についても、事前に確認しておきましょう。
まとめ
外壁塗装を冬に行うかどうかは、メリットとデメリットを比較検討し、ご自身の状況に合わせて判断することが重要です。
雨が少ない、乾燥した空気、予約が取りやすい、職人のスケジュールが融通が利きやすいといったメリットがある一方で、気温が低い、霜や雪、日照時間が短い、暖房器具使用の制限、工期が長くなる可能性といったデメリットもあります。
これらの情報を参考に、ご自身の状況に最適な時期を選び、安心安全な外壁塗装工事を実現してください。
快適な住まいを守るためにも、慎重な判断と準備が大切です。 
一級施工管理技士・一級塗装技能士・二級施工管理技士 記事の作成は3つの国家資格保有
株式会社タキペイント代表取締役 瀧啓太

株式会社タキペイント代表取締役 瀧啓太