家の外壁にカビが生える原因についてご紹介します!

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築年数が経った家や、外壁にカビが発生しているのを放置しているなど、家の外壁にカビが生えていることに悩んでいる方はいませんか。
外壁のカビは、見た目の悪さだけでなく、家の寿命を縮める原因にもなるため、放置せずに適切な対策を取る必要があります。
外壁にカビが生える原因は、大きく分けて構造的な要因と立地的な要因の2つがあります。
今回は、それぞれの要因について解説していきます。

□外壁にカビが生える構造的な原因


1: 外壁材の材質

外壁材には、さまざまな種類がありますが、凹凸が多い材質は、カビが発生しやすいといわれています。
例えば、石材風やストライプなどの模様があしらわれた窯業系サイディング材や、細かい隆起を持つスタッコ・リシンなどの吹き付け材で仕上げられているモルタル壁などは、凹凸が多いので、雨水が溜まりやすく、カビが発生しやすいです。
カビが発生しにくい外壁材としては、ガルバリウム鋼板のような金属系サイディングが挙げられます。
金属系サイディングは、表面がツルツルしているので、雨水が溜まりにくく、カビの発生を抑える効果があります。

2: 外壁内部の空気の流れ

外壁内部の空気の流れが悪いと、湿気がこもりやすく、カビが発生しやすくなります。
外壁内部の空気の流れを良くするためには、換気をしっかりと行うことが重要です。
換気扇を定期的に運転したり、窓を開けて風通しを良くしたりすることで、外壁内部の湿気を排出できます。

3: 外壁の断熱材

外壁の断熱材が劣化すると、外壁内部の温度差が大きくなり、結露が発生しやすくなります。
結露はカビの発生源となるため、断熱材の劣化はカビの発生を促進する要因となります。
断熱材の劣化が疑われる場合は、専門会社に相談して、適切な対策を検討しましょう。

□外壁にカビが生える立地的な原因


1: 日当たり

日当たりの悪い場所にある家は、湿気がこもりやすく、カビが発生しやすいです。
特に、北側の外壁や、隣の建物に日光を遮られてしまっている外壁は、日当たりが悪いため、カビが発生しやすいです。
日当たりの悪い場所に家を建てる場合は、換気をしっかりと行うか、防カビ効果のある塗料を塗るなどの対策が必要です。

2: 風通し

風通しの悪い場所にある家は、湿気がこもりやすく、カビが発生しやすいです。
特に、外壁のすぐ目の前に建物があって風通しが悪い場合は、雨や湿気が逃げにくくなり、カビが発生しやすくなります。
風通しの悪い場所に家を建てる場合は、植栽を整理したり、風通しを良くする工夫が必要です。

3: 周囲の環境

家の周囲に植物が多いと、植物から水分が蒸発し、湿気が多くなります。
湿気はカビの発生源となるため、家の周囲に植物が多い場合は、カビが発生しやすいといえます。
家の周囲に植物が多い場合は、定期的に剪定を行うなど、湿気を抑制する対策が必要です。

□まとめ


外壁にカビが生える原因は、構造的な要因と立地的な要因の2つがあります。
構造的な要因としては、外壁材の材質、外壁内部の空気の流れ、外壁の断熱材などが挙げられます。
立地的な要因としては、日当たり、風通し、周囲の環境などが挙げられます。
外壁にカビが生えやすい家は、これらの要因が複数重なっていることが多いです。
カビを予防するためには、これらの要因を理解し、適切な対策を行うことが重要です。
一級施工管理技士・一級塗装技能士・二級施工管理技士
記事の作成は3つの国家資格保有
株式会社タキペイント代表取締役 瀧啓太
 

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