外壁ジョリパットの上に塗装は可能なのか?塗装前に知るべき注意点について
投稿日:
カテゴリー:コラム
結論から申し上げますと、ジョリパットの上からでも塗装はできます。
ただし、この記事で紹介する注意すべき点をしっかりと把握しておかなければ、塗膜が剥がれたり、膨れたりすることがあります。
ぜひ、参考にしてください。

□ジョリパット外壁の塗り替え時期について
ジョリパットを保護している表面塗膜は、紫外線の影響により時間が経過するにつれて徐々に劣化してしまいます。
劣化してしまうと、ジョリパットに雨水が染み込んでしまい汚れが付きやすくなったり、ひび割れが発生したりする恐れがあります。

これらを防ぐために、築5年から築8年頃に塗り替えをすることをおすすめします。
少し早いと思う方もいるかもしれませんが、ジョリパットは築5年ほど経つとカビやコケの繁殖、小さなひび割れなどの劣化の初期症状が現れてしまいます。
ジョリパットは凸凹の付いたデザインが多いため、汚れが溜まりやすく目立ちやすいです。
また、大きなひび割れや欠けが生じると、どうしても補修跡が目立ちやすくなってしまいます。
おしゃれで綺麗な外観を維持するためには、傷む前にメンテナンスを行うことをおすすめします。
遅くても築10年以内には塗り替えをするようにしましょう。
□ジョリパットの上に塗装する前に知るべき注意点とは?
*丁寧な高圧洗浄で汚れを除去
ジョリパットは表面が凸凹であるため、丁寧な高圧洗浄が必要です。
汚れがしっかりと除去されていないまま塗装をしてしまうと、膨れや剥がれの原因になる可能性があるので注意してください。
*ひび割れの補修跡
大きなひび割れが生じた後に塗り替えをすると、いくら綺麗に補修をしても補修跡が残ってしまうことがあります。
そのため、劣化が進行する前に塗り替えを行うことをおすすめします。
*弾性塗料の使用は避ける
モルタル外壁の下地の場合は問題ありませんが大壁工法の場合は下地が窯業系サイディングになりますので
塗り替えの際、弾性塗料の使用は避けましょう。
その理由は、窯業系サイディングは蓄熱しやすく
厚膜になってしまい塗膜が膨らむ可能性があるからです。
耐久性だけでなく、見た目も悪くなるので弾性塗料は絶対に使わないようにしましょう。
弊社では凸凹や吸い込みを埋める場合はカチオンフィーラー等を
使用します。
□まとめ
今回は、ジョリパット外壁の塗り替え時期や、ジョリパットの上に塗装する前に知るべき注意点について紹介しました。
大きなひび割れが起きる前に塗り替えを行うことで、おしゃれで綺麗な外観を保てます。
外壁塗装を検討されている方は、当社までお問い合わせください。

株式会社タキペイント代表取締役 瀧啓太