タイル外壁にはメンテナンスが必要です!タイルコーキングの方法をご紹介します!
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カテゴリー:コラム

「タイルコーキングが必要なのか知りたい」
このようにお思いの方はいらっしゃいませんか。
そこで、今回はメンテナンスフリーとうたわれているタイルになぜメンテナンスが必要なのかとタイルコーキングの方法をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
□なぜタイル外壁にメンテナンスが必要なの?
タイルはよくメンテナンスフリーとうたわれています。
メンテナンスフリーとは一切補修、修繕を必要としない素材という意味です。
確かにタイルは耐久性が高く劣化を起こさない素材ですが、何もせずに耐久性が保たれるわけではありません。
1.無機質のタイルは経年劣化が起きにくい
*無機質、有機質の違い
無機質とは、石やガラス、金属など化学を使わずに自然からとれるものです。
有機質とは樹脂やプラスチックなど化学の力を使ったものを有機質と呼びます。
無機物は紫外線や雨風の影響をあまり受けない特徴があります。
多少色あせや強度の低下は見られますが、有機質のものに比べてはるかに耐久性が高いです。
メンテナンスも高圧洗浄の水洗いのみで済む場合がほとんどです。
2.タイル壁にもメンテナンスが必要
タイル自体は優秀な外壁材ですが、タイル単品では壁に貼りつく力がありません。
モルタルなどを使って接着させる必要があるのですが、貼り付け時に工事の質が悪いとモルタルに劣化が起きてしまいます。
完璧な施工とは断言しきれないため、たとえタイルであっても定期的なメンテナンスが必要になります。

□タイルコーキングの方法とは?
1.打ち替え工法
既存のコーキングを撤去し、新しいコーキングを充填する方法です。
撤去の作業が入るためその分費用がかかります。
2.増し打ち工法
既存のコーキングの上から新しいコーキング材を充填する方法です。
撤去作業がないため打ち替え工法よりも安く抑えられます。
しかし、以下の条件を満たしていないと増し打ち工法は適用できません。
・既存のコーキングが劣化していない
・コーキングの厚みを10ミリメートル以上確保できる
工事期間が短く、費用が安い増し打ち工法ですが、打ち替え工法の方が確実に補修できます。
予算を抑えたい場合以外は極力打ち替えを選ぶようにしましょう。
□まとめ
タイルコーキングの方法をご紹介しました。
メンテナンスが少なくて済むタイルも劣化はします。
大丈夫だと思わずに、もしものために定期的な点検を心がけましょう。
この記事について何かご不明の点があればお気軽にご相談ください。

株式会社タキペイント代表取締役 瀧啓太