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外壁塗装では比較的長い間塗装を維持しますが、定期的なメンテナンスは欠かせません。
家を建ててから一度も外壁のメンテナンスをしたことがない方は、一度外壁塗装について検討することをおすすめします。
本記事では、外壁塗装を20年してない方に向けて、外壁塗装をするべき理由と外壁塗装が必要なサインについてご紹介します。

□外壁塗装を20年してない方は要注意！

外壁塗装を定期的に行うべき理由は、主に3つ挙げられます。
以下でそれぞれ詳しく見ていきましょう。

＊外壁塗装の耐用年数が約10年であるため

外壁塗装を定期的に行うべき最大の理由は、耐用年数が約10年であることです。
つまり、少なくとも10年に1度のメンテナンスが必要とされています。
20年以上も外壁塗装を行っていない場合、耐用年数を大きく過ぎてしまっているため、塗膜の劣化や色あせなどが進んでいる可能性があります。
外壁の塗材によって耐用年数は異なるので、事前に工務店や塗装会社に確認することが重要です。

＊雨漏りやシロアリの発生リスクがあるため

外壁塗装が劣化すると、ひび割れや剥がれが生じ、悪化すると雨漏りが発生する可能性があります。
雨漏りが続くと、湿気がたまりやすくなり、建物の下地材が劣化します。
同時に、湿気が木材に影響を与え、シロアリの発生リスクが高まるのです。
シロアリの被害が拡大すると、建物の損傷が懸念されるため、早急な対処が必要です。

＊塗装が遅れると補修費用が高額になる可能性があるため

外壁塗装が遅れると、単に外壁だけでなく、下地材や外壁内部の修復も必要になります。
通常の外壁塗装よりも複雑な工事が必要となり、費用が100万円以上も高額になる可能性があります。
また、シロアリ被害が進行している場合は、建物の建て替えを検討することも考えられます。
結果的にトータルのコストを抑えるためには、定期的なメンテナンスが重要なのです。

□外壁塗装が必要なサイン

1.カビや藻・苔の繁殖

外壁の一部が緑や黒に変色している箇所が見受けられる場合、それはカビや藻、苔などが繁殖している兆候です。
外壁塗装の劣化により、塗装面の水分を弾く力が低下し、保水性が上がってしまいます。
湿気の多い場所や風通しが悪い場所では特に影響が大きいです。

2.サビの発生

外壁の金属部分で、経年劣化によりサビが発生することがあります。
特に、湿気の多い環境や潮風の影響を受けやすい場所では、サビがすぐに進行します。
サビが進行すると他の部分にも徐々に広がり、見た目も機能性も低くなってしまうのです。

3.ひび割れ（クラック）

外壁には小さなヘアークラックから大きな構造クラックまで、さまざまなひび割れが発生します。
ヘアークラックは主に経年劣化によるもので、外壁の表面が硬化して小さなひびが入る現象です。
一方で、構造クラックは塗装面の下地材が割れてしまった状態で、雨水の浸入が懸念されます。

4.剥がれ

塗料の劣化により、外壁の塗装が剥がれる事態が生じます。
剥がれた部分は外壁の保護ができておらず、下地材への損傷が進行します。
損傷が進むと外壁の欠損に繋がり、最悪の場合は建物全体に影響を及ぼす可能性があります。

□まとめ

外壁塗装が必要なサインが見受けられた場合は、劣化が限界に達している可能性が高いため、早急な外壁塗装の検討が重要です。
定期的に外壁の状態を確認し、適切なメンテナンスを行いましょう。
本記事が外壁塗装のメンテナンスについて理解を深める参考になれば幸いです。

記事の作成は３つの国家資格保有
株式会社タキペイント代表取締役　瀧啓太