雨樋の役割とは?雨樋の各部材の名称を紹介します!
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カテゴリー:コラム

雨樋は建物を保護するために必要不可欠な存在です。
非常に重要な役割を持つ雨樋ですが、不具合や劣化に気づかれにくく、メンテナンスが見落とされがちです。
そこで今回は、雨樋の役割や各部材の名称について紹介します。
□雨樋の役割とは?

この雨樋がなければ、屋根に降った雨水がそのまま外壁を流れることになります。
それにより、外壁が雨水や泥で汚れてしまう他、外壁にできた隙間から雨水が浸入し、雨漏りが発生する恐れがあります。
□雨樋の各部材の名称

雨樋は、以下の部位が組み合わさって出来ています。
1つ目は、軒樋(のきどい)です。
これは、屋根の下部に設置された雨樋のことで、屋根の上に降った雨水を集める役割があります。
一見屋根と水平に設置されているように見えますが、実際は雨水の排水を行うために少しだけ傾いています。
2つ目は、竪樋(たてどい)です。
これは屋根に対して垂直方向に設置された雨樋のことで、雨水を地上や下水へと流す役割があります。
3つ目は、集水器です。
これは、軒樋と竪樋が交差する部分に設置されていて、軒樋を流れてきた雨水を集めて、竪樋に流し込む役割があります。
この部分は雨量が集中するため、一定の雨水を溜めつつ排水が行えるように箱型の形状をしています。
4つ目は、軒継手です。
軒樋同士を繋げるための部品で、これが割れてしまうと、雨水が漏れてしまいます。
5つ目は、竪継手です。
竪樋同士を繋げるための部品で、軒継手よりも比較的壊れにくいです。
6つ目は、止まりです。
軒樋の両サイドに取り付けるもので、軒樋の端から雨水が溢れるのを防ぐ役割があります。
7つ目は、エルボです。
これは竪樋や集水器などを繋ぐL字型の部材で、水の流れを変える役割があります。
8つ目は、正面打ち金具です。
これは軒樋を支える金具で、金具にはいくつかの種類があります。
9つ目は、たてといT足(プラスチック)
竪樋を支えるプラスチック式の留め具のことをいいます。
10つ目は、排水管カバーです。
竪樋と排水管を連結する役割を果たします。
□まとめ
雨樋の不具合や劣化を放っておくと、外壁の劣化や雨漏りが発生する危険性があります。
雨漏りが持つ役割をしっかりと理解し、定期的な掃除やメンテナンスを行いましょう。
雨漏りの不安から解消したい方は、当社までお気軽にお問い合わせください。

株式会社タキペイント代表取締役 瀧啓太