サイディング浮きの原因と効果的な予防策とは?長持ちする外壁のためのガイド
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カテゴリー:コラム
定期的にメンテナンスしている際に見かけるサイディングの浮き。
サイディング外壁は適切なメンテナンスを施すことで、30年から40年も持つと言われているほど長持ちする外壁材ですが、浮きが現れた場合は注意が必要です。
サイディングに浮きが生じてしまうと、美観を損なうだけでなく、耐久性に関わる部分でも大切なマイホームに悪影響を与える恐れがあります。
本記事では、サイディングが浮いてしまう原因と浮きに有効な予防策を合わせて解説いたします。
サイディング外壁に浮きが生じている方もそうでない方も、浮きへの対処方法を知っておくことは大切ですので、ぜひ最後までご覧ください。
サイディングに浮きが生じてしまう原因として、防水性が下がることと、コーキングが劣化してしまうことが挙げられます。
サイディングの浮きや反りの主な原因は、防水性の低下による水分の吸収と膨張です。
特に、旧式の厚さ12mmのサイディングはより注意する必要があります。
現在は厚さ14mmが主流となっているので、昔ほど注意する必要はありませんが、防水性が落ちると、サイディングボードは雨水や湿気を吸収し、膨れ上がる可能性が高いです。
サイディングボード同士の目地(継ぎ目)は、コーキングやシーリングと呼ばれる接着剤で埋められています。
このコーキングが劣化すると、隙間から雨水や湿気が入りこみ、サイディングボードが吸水して膨張してしまうのです。
サイディング外壁に生じる浮きを予防するために、以下の2つの予防策を講じてみてくださいね。
1.定期的な塗装メンテナンス
サイディングの浮きを防ぐためには、定期的な塗装メンテナンスが必要不可欠です。
一般的には約10年に1回の塗装が推奨されていますが、素材によって変わります。
費用は一般的な30坪2階建ての家屋で60~100万円程度で、若干高い印象を受けるかもしれませんが、全面張り替えに比べれば費用対効果は高いです。
2.コーキング剤のメンテナンス
実は、コーキング剤の劣化が最も早く見られる場所は、サイディングボード同士の目地です。
劣化が進むと、水分が侵入しやすくなり、反りや浮きの原因となります。
メンテナンス方法としては「打ち替え」と「増し打ち」があるのですが、基本的には打ち替えが推奨されます。
サイディングに生じた浮きを発見した場合は、サイディングの防水性が下がっていたり、コーキングの状態が劣化している恐れがあるため、早めの対処が求められます。
防水性の維持とコーキング剤のメンテナンスは特に重要なポイントですので、適切な知識と対策で、サイディングの問題を未然に防ぎ、快適な住まいを長く保ちましょう。
一級施工管理技士・一級塗装技能士・二級施工管理技士 記事の作成は3つの国家資格保有
株式会社タキペイント代表取締役 瀧啓太
サイディング外壁は適切なメンテナンスを施すことで、30年から40年も持つと言われているほど長持ちする外壁材ですが、浮きが現れた場合は注意が必要です。
サイディングに浮きが生じてしまうと、美観を損なうだけでなく、耐久性に関わる部分でも大切なマイホームに悪影響を与える恐れがあります。
本記事では、サイディングが浮いてしまう原因と浮きに有効な予防策を合わせて解説いたします。
サイディング外壁に浮きが生じている方もそうでない方も、浮きへの対処方法を知っておくことは大切ですので、ぜひ最後までご覧ください。
□サイディング浮きの主な原因とは?
サイディングに浮きが生じてしまう原因として、防水性が下がることと、コーキングが劣化してしまうことが挙げられます。
* 防水性の低下と吸水
サイディングの浮きや反りの主な原因は、防水性の低下による水分の吸収と膨張です。
特に、旧式の厚さ12mmのサイディングはより注意する必要があります。
現在は厚さ14mmが主流となっているので、昔ほど注意する必要はありませんが、防水性が落ちると、サイディングボードは雨水や湿気を吸収し、膨れ上がる可能性が高いです。
* コーキング・シーリングの劣化
サイディングボード同士の目地(継ぎ目)は、コーキングやシーリングと呼ばれる接着剤で埋められています。
このコーキングが劣化すると、隙間から雨水や湿気が入りこみ、サイディングボードが吸水して膨張してしまうのです。
□サイディング浮きの予防策とメンテナンス方法
サイディング外壁に生じる浮きを予防するために、以下の2つの予防策を講じてみてくださいね。
1.定期的な塗装メンテナンス
サイディングの浮きを防ぐためには、定期的な塗装メンテナンスが必要不可欠です。
一般的には約10年に1回の塗装が推奨されていますが、素材によって変わります。
費用は一般的な30坪2階建ての家屋で60~100万円程度で、若干高い印象を受けるかもしれませんが、全面張り替えに比べれば費用対効果は高いです。
2.コーキング剤のメンテナンス
実は、コーキング剤の劣化が最も早く見られる場所は、サイディングボード同士の目地です。
劣化が進むと、水分が侵入しやすくなり、反りや浮きの原因となります。
メンテナンス方法としては「打ち替え」と「増し打ち」があるのですが、基本的には打ち替えが推奨されます。
□まとめ
サイディングに生じた浮きを発見した場合は、サイディングの防水性が下がっていたり、コーキングの状態が劣化している恐れがあるため、早めの対処が求められます。
防水性の維持とコーキング剤のメンテナンスは特に重要なポイントですので、適切な知識と対策で、サイディングの問題を未然に防ぎ、快適な住まいを長く保ちましょう。

株式会社タキペイント代表取締役 瀧啓太